シンガポール航空 A350 エコノミークラス 搭乗記 東京羽田ーシンガポール

 

飛行機ファンの皆様こんにちは。今回は新しく搭乗記シリーズを更新しまして、初投稿となります。

今回の投稿はシンガポール航空エアバス350で羽田発シンガポール行きの搭乗レポートになります。エアバス350といえば言わずと知れたエアバス社の最新鋭機材で、ボーイングの787に対抗する形の次世代、中大型航空機です。

現在世界各国の航空会社が導入を初めており、アジアではシンガポール航空中華航空、キャッセイパシフィック航空、ベトナム航空などがすでに運用を初めており、日本にも定期便を飛ばしております。また、フィンエアーも東京便に導入しており、デルタ航空は今年の10月より主力路線の一つである成田ーデトロイト線に1号機目のA350を投入します。これを持ってデルタは古くなったB747をリタイアさせるのではないでしょうか。デルタがデトロイト線で使っているB747の機材年齢は27歳とかです。古いですね。日本航空も導入を決定しており、2019年より就航するとのことです。今後ますます目にかかりそうな機材ですね。ほんの数年前にB787が出た時の感動がまた味わえそうです。B787に関しては一足先に市場に導入されていますが、今では至る所でやたら目にするので、もう珍しくもなんともありません。

 

ではでは、本題ですがシンガポール航空は現在この Airbus 350 の最新鋭機材を1日1便東京羽田に飛ばしています。ちなみに、その他の東京便では現在主にボーイング777−300を飛ばしています。羽田と成田を合わせて1日合計5便出しています。大型機を1日5便も飛ばせるなんて需要が多い路線ですね。他にもANAが1日4便、JALが 1日3便、デルタ航空が1日1便、どれも大型機で飛ばしているので、多くの人が二都市間を移動していることが伺えます。東京だけで1日13便でているため、競争は激しく、シンガポール航空をはじめ各航空会社は最新機材や最新のシートの投入で市場の獲得に励んでおります。

 

シンガポール航空ですが、東京を朝出て午後3時4時ごろに到着する朝便を成田と羽田から、夕方発深夜着の夜便を成田と羽田から、そして深夜に東京を出て早朝にシンガポールに到着する深夜便を羽田から出しておりますので、スケジュールはかなりフレキシブルであると感じました。帰りに関してはシンガポールを夜11時頃出て早朝に東京に着く深夜便を成田羽田1便づつ、朝シンガポールを出て夕方4時5時あたりに着く便を成田羽田で、そして午後3時頃にシンガポールを出て夜10時頃東京に着く便を羽田に飛ばしております。これほどまでに便利なスケジュールはなかなかないと思います。

 

筆者が今回乗った便の機材は5つ星エアラインらしく非常に綺麗で快適なシートでした。それでは羽田に到着したところから写真で振り返ります。

 

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午後3時半ごろに羽田にモノレールで乗り付け、一番端っこのカウンターよりチェックインします。

 

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とりあえず暇つぶしに展望デッキを散策しました。

すると…!

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ひょこひょこと今回乗るシンガポール航空A350がやってきました。

 

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かっこいいウイングレットですね。航空機がゲートに入ったあたりで出発まで1時間になったので、ゲートに向かうことにしました。

 

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ゲートからの眺めです。

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初のA350-900、楽しみにして搭乗しました。

 

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シートはシンガポール航空の最もアップデートされたシートです。座り心地は筆者が様々乗った航空会社の中でもトップレベルであることは間違いなく、エコノミークラスと領域の中では限界の心地よさだと思います。また、枕やブランケットは質が高いです。筆者が頻繁に乗るエバー航空と比べた場合、席はもう少し柔らかく、頭をおくところもクッション性が高いです。また、ブランケットが肌触り良く薄いので使いやすいです。エバー航空のブランケット、肌触り悪いし、無駄に分厚くて硬いから身動きが取りにくいエコノミークラスでは致命的な問題であると前々から感じています。そのうエバー航空の搭乗記も出したいと思いますので、乞うご期待を!

 

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シートの後ろ側はこうなっております。スクリーンは正直かなりでかいです。また、タッチスクリーンも非常にナチュラルで使いやすいものとなっております。また、スクリーンの下にさらに小さいスクリーンがありますが、こちらはスクリーン用のリモコンで、スマホのようなものになっております。映画でかいスクリーンで見ながら下のスマホリモコンでフライトステイタスをチェックしたり、次の映画を決めるために映画を選んだにすることができます。ただ、それ以外にはあんまり用途は見えず、大掛かりに投資してまでこのスマホリモコンが必要かといったらそうではないと思います。見た目はかっこいいけど、ビジネスニーズを正当化した方法を私は知りたいと思いました。

その他USB充電やカップホルダーもあります。近年はほとんどの航空会社が導入しておりますね。USB充電ポートがあることを前提にスマホの電池を気にせずに飛行機に乗って、たまたまその飛行機には設備がなく、スマホが充電できなくて困ったことがあります。勝手に思い込むのは良くないですね。

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天井の写真です。B787と同じく、天井が高くなっており、オーバーヘットコンパートメントも丸い形になっているため、視覚的に機内が大きく見えるような構造となっています。また、オーバーヘットコンパートメントですが、中はかなり大きくなっております。特にA330などと比べた時、すごい差です。窓側の荷物棚もかなり広くなっております。A330などは窓側の荷物棚が狭いことが多く、スーツケースなどが入れられないこともありますが、A350では、繰り返しになりますが、かなり大きくなっています。

 

午後5時の定刻プッシュバック後、離陸し、その後ちょっとしたら食事のサービスが始まりました。

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特に選択した覚えはなく、勝手にチキンのトマトソース和えのようなものが出てきました。正直あまり美味しくはなく、まあこんなものかと。JALANAとは比べ物にはなりませんでした。その他のサービスが良い中でこの料理には少しガッカリでした。

食事サービスが終わってからは消灯し、6時間半のフライトとなりました。

最新鋭のA350に乗って、一番印象に残ったのは静かさです。エンジンの音は、今まで乗った飛行機の中でも一番静かでした。

実はジェット機の音ってかなり気になる方も多いのではないでしょうか。皆様はどのような対策をしていますか?

筆者は Bose が出している Quite Confort 20 というノイズキャンセリングイヤホンを利用しております。ノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンやイヤホンは現在多くのメーカーが出していますが、やはりBOSEのクオリティは高いですね。個人的には耳が痛くならないイヤホンタイプが好きですが、どうやらヘッドホンタイプはさらにノイズキャンセリングのクオリティが高いそうです。今回のA350では、ノイズキャンセリングを使用した時、エンジンの音がほぼ全てなくなり、雑音がほとんどない状態にまでなりました。古い機材やエンジンの場所が近い小型などではキャンセリングの限界はあります。

BOSE のイヤホンはどれも値段が高いですが、頻繁に飛行機に乗る方であればとても良い投資と考えて購入するのも良いと思います。ちなみに Quite Confort 20 は約3万円します。

www.bose.co.jp

 

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シンガポールでは第3ターミナルに到着しました。最近できて話題になったターミナルです。荷物引き取りのエリアの写真ですが、壁一面緑で、室内に滝があったりと、びっくりするくらい綺麗で凝ってます。

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さすが、世界中で話題になるだけあるな、と感じます。

 

それでは今回のフライトの振り返りです。

午後5時に羽田を出発したのち、名古屋あたりまでは日本上空を飛行し、ちょうどセントレアを界に南下しております。ちなみに、離陸後10分くらいしてから機長からのアナウンスで進行方向右側におすわりの方は富士山がはっきりと見えますと言うアナウンスがありました。筆者は左側にいたため、見えませんでした。

徐々に南下した後はマニラ上空を通過していき、最後は南側からチャンギ空港へアプローチしております。

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そして今回の機材がこちらです。

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ご存知ない方の為の情報ですが、上記のスクリーンショットは、フライト履歴や現在どんな飛行機が上空を飛んでいるのかなどがわかるアプリ Flight Radar 24 からのスクショです。無料版もありますし、より多くの情報が見たい場合は有料会員になってさらに詳細な情報を収集することができる大変優れたアプリです。筆者はシルバー会員で、年間1000円くらいです。とても安いと思います。ご存知ないからは是非ダウンロードを!

 

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それでは今回の搭乗記はここまでです。

やはりシンガポール航空は乗るかいがあると思います。また、Airbus 350 の今後の発展に期待を寄せることができる搭乗でした。

ご精読ありがとうございます。